デリーから北へ280キロにあるリシケシ。ガンジス河の上流にあるヒンズー教の聖地として名高い町です。多くのヨガアシュラムが点在するヨガの聖地で、その昔ビートルズが滞在して修行したことでも知られています。今でも多くの外国人がインド人に混じって修行しています。またインド人の巡礼者も多くガンジス河で沐浴する姿もよく見られます。デリーからは車で約6時間、列車ではこちらも聖地として名高いハリドワール(所要5時間弱)まで行きそこから車を利用(1時間弱)します。
インドの北に位置するリシケシはガンジス河の源流があるヒマラヤの麓にありますが、標高は高くありません。一般的なデリーなどと大きな気温差はありませんが、田舎でガンジス河畔にあるためデリーなどより少し気温は低いでしょう。ベストなシーズンは9月初旬くらいから11月までと3月から4月くらいでしょう。5月から8月中旬まではけっこう暑くなります。反対に12月から2月はかなり寒い日も多く暖房設備のないアシュラムなどでは日本の冬の服装が必要になります。雨季は7月から8月ころですが山沿いにあるため乾季でも時雨れることがあります。
年間気温
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高 | 17 | 19 | 26 | 31 | 39 | 38 | 34 | 32 | 30 | 29 | 25 | 19 |
最低 | 2 | 5 | 10 | 18 | 25 | 27 | 26 | 24 | 21 | 16 | 9 | 5 |
アシュラムの宿泊施設はホテルなどと全く違います。部屋はベッドがあるだけの簡素なものです。部屋は2人から3人部屋がほとんどで、部屋によってはシャワーやトイレが部屋にあったりしますが、シャワーとトイレ共同の部屋もたくさんあります。予約に関してはシャワーとトイレ付の部屋を希望することは出来ますが到着してみないとわかりません。日本のお寺や山小屋に泊めていただくという感覚です。シャワーのお湯は停電さえしなければかなりの確率で出ます。但したくさん出る訳ではありませんのでバケツに貯めて利用します。
アシュラムには宿泊設備を持たないところもたくさんあります。そんなアシュラムでは近くのホテルなどに宿泊して通うことになるでしょう。またシバナンダアシュラムのように宿泊施設が少ない割りに外国人が多いので、『どこか近くのホテルに泊まって毎日アシュラムに来てください』などと言われることもあります。また反対にヨーガニケタンなどは宿泊しないと授業を受けられません。
Q&A
日本から持参すべきものは?
基本的に日本から持って行くのは大変なので現地調達が基本でしょう。ミネラルウォーターはどこでも買えます。まあ品質を気にしなければ何でもありますが洗面具、化粧品、懐中電灯などは持参しましょう。大陸旅遊ではご出発前に準備品参考リストをお送りしております。
インド料理はちょっと苦手ですが
リシケシは街全体がベジタリアン(菜食)でお酒などもありません。街中やホテルのレストランは香辛料の多い食事などもありますが、アシュラムでの食事は香辛料や油の少ない軽い感じのインド料理です。ただし3食ともインド料理なので胃が疲れたりした場合はトーストや焼きそばのような中華料理を食べることの出来るレストランなど街中にたくさんあります。
アシュラムへの寄付はどれくらいが基準ですか?
もちろん決まりはありません。一般的には収入によります。日本から飛行機に乗って来る人ならそれなりに寄付も必要です。今はアルバイトを辞めてきたので収入がゼロとか主婦なので収入がゼロなどはダメです。1週間以内の滞在なら1人100ドルから200ドルくらいは最低必要でしょう。アシュラムの考え方や指導に共感してもう少し出すことは可能です。もちろん領収書も発行します。反対に枕銭などのチップは全く必要ありません。大陸旅遊のパッケージの場合は寄付も料金に含んでおりますのでご安心下さい。
日本語は通じますか?
残念ですが全く通じません。レッスンはすべて英語が中心ですがヒンディ語やサンスクリット語での授業もあります。内容もヨガの専門的なものがあり語学力は必要でしょう。アーサナに関しては英語のレッスンでも指導者を見て真似をしましょう。大陸旅遊のパッケージでは日本語ガイドが同行しますので安心です。
訪問するアシュラムのホームページはありますか。
主なアシュラムのものですと次のホームページがあります。
シバナンダアシュラム(デバインライフソサエティー): http://www.dlshq.org
ヨーガニケタン : http://www.yoganiketan.org